ターミル・ナードゥ州のニルギリ地区で収穫されるお茶がニルギリ・ティーで、この地域では、一年を通じてお茶の収穫ができます。この中でも1月から3月あたりに収穫されるニルギリ・ティーは、クオリティーが高いといわれています。

茶樹の多くは中国種とアッサム種の交雑したものが多く、面白いことに最近ではニルギリの優良茶樹をダージリンに持ち込み新しいチャレンジも行われていると聞いています。

日本では一般的にニルギリ・ティーは、あまりクセがなくマイルドな紅茶としてとらえられ、アレンジ・ティーやレモン・ティーなどに選ばれることが多いように思います。しかしこの点に関しては、ニルギリ・ティーを正当に評価していないように思います。

確かにニルギリティーは穏やかな味わいのお茶ですが、上質なものはストレートで楽しんでも充分に満足させてくれるものです。ヴィクラム・ミッタル氏もよく話していますが、近年のニルギリティーの進化はめざましく、今後大いに期待できると思います。

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